作家業というのはやっぱ食えなくなってるみたいね。

作家業というのはやっぱ食えなくなってるみたいね。
いつものように前日の出来事から始める。このところ、僕はブログシステムの開発を進めたり、ポッドキャストを聞きながら皿洗いをしたり、Slowlyで海外から来たメールに返信したりなどしながらジムのない日は過ごしてる。
昨日、特に興味深かったのは、「ニュースコネクト」というポッドキャスト番組だ。昨日の木曜版の夕刊では、作家の岩井圭也さんと今村翔吾さんが最近の出版業会について話していた。今村さんはNetflixで映像化もされて人気になった「イクサガミ」という作品で知られる歴史作家で、今村さんは、作家業だけでなく、書店やカフェの経営も手掛けているということがわかった。これが結構面白い。
今村さんの話によると、作家業だけでは食べていけないというのが現実らしい。出版業界は縮小傾向だったがここ10年でさらにどんどん縮小し、新人作家が本を出すのも難しくなっている。出たとしても、相当部数を絞られた上に一冊あたりの値段も高くなり、売れ行きも厳しいと聞く。だからこそ、今村さんたちは出版社による作家のFA制度といった新たな取り組みを提案している。これは実現したら面白いよな。
僕自身も小説を書いて新人賞に応募したりしているが、いろんなところで今から作家を目指すべきではないと聞く。今の時代、作家で成功するには汎用的なビジネス感覚が必要だ。自作のSNSでの宣伝や他のビジネスを展開できる能力が求められる。サザエさんの伊佐坂先生みたいな、昔のように書斎に閉じこもって作品をひたすら書くというスタイルは、もはや絶滅危惧種なのだろう。
今村さんは作家業とカフェや書店経営などのサイドビジネスで収入のバランスを取っていると言う。それによって、出版社に対しても提言ができるし、自分が書きたい作品に挑戦することもできるらしい。作品を書くだけだけで押し通そうとすると、出版社の言いなりになり、逆に自分の書きたいものが書けなくなる。これは非常に考えさせられる話だ。
以前読んだことのある松岡圭祐の「作家になって億を稼ごう」とかそのフォロワーの「作家じゃ億は稼げません」といった本の内容とも一致している。今の時代、新人賞を取って作家になったぐらいでは、よほどの才能やビジネスセンスがなければ食っていくのも難しい。
そこで僕も考えた。新人賞とか狙うよりは、Kindleでの個人出版という形で、副業として本を出していくのはどうかと。今の時代、SNSやセルフパブリッシングが台頭し、誰でも本を出せるようになっている。また読者の方も、本に集中できる人が減っている。最近の研究では、人間の集中力は金魚並みだという話もあるくらいだ。長い文章を読めるのは、もはや限られた人の特異な趣味になっている。
こういう世間の情勢の中では、物語を書くことが好きな人は、どうやって生き残っていくのがいいのか。やはり新人賞を取って出版社と契約を結ぶよりも、Kindleなどで個人出版し、SNSで宣伝する方が合理的だろう。商売の才覚がある人なら、うまく宣伝をして出版社を通さずに稼げる道もある。そもそも、作家業自体が食えるほど稼げないというのはnoteとかの本業の作家の記事でも読むことだし、趣味としてセルフパブリッシングで個人出版してる方がなんぼかマシでは?
こうして物書きとしての生き方を考える中で、「自分はどうしたい?」と考える。作家業やるためには、他の収入源を持ち、ビジネスとしての視点を持つことが必要だ。自分も書くのは死ぬまでやめられないと思うし、この辺りは模索せんとならんな。
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